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社説「感染が急拡大 抑え込みを」

 都市部を中心に第5波と見られるコロナ感染者が増加傾向にあったが、先週の4連休を境にその波は当地方にも及んだ。新宮保健所管内で29日にかけて5日連続で感染者を確認。那智勝浦町立温泉病院では職員2人が感染し、28日午後から救急を含む外来診療と新規入院の受け付けを中止、必要箇所の消毒を済ませた。同院によると、全職員にPCR検査を実施し、全員の陰性を確認して療養関係が整い次第、外来診療、入院の受け付けを再開する。

 約2年近く続くコロナ自粛の生活疲れや、全国的にワクチン接種が進んだことで基本的な感染防止対策がおろそかになってしまっているのか、それとも気持ちに多少の緩みが生じたのかもしれないが、感染者が急増しているのは明らか。和歌山、三重両県のこのところの感染状況を見ると、10代~50代の生産年齢人口が中心。高齢者に比べて重症化はしにくいと言われるが、行動力がある分、感染を拡大させるリスクは大きくなってしまう。当地方でこのまま感染者が増え続けると日常の医療にも影響、すなわち医療崩壊が起こってしまうことを認識しておかなければならない。
 
 国からのワクチン供給状況にもよるが、新宮市では希望者へのワクチン接種を11月末までに完了する見通しだと明かしたが、ここでもう一度、ワクチン接種を済ませた人もだが、感染防止対策(手洗い・マスク着用など)をしっかりとして、終息に向けて徹底することが大事なのではないだろうか。
 
 こうした対策を徹底していてもコロナ感染の可能性は誰にでもある。コロナに関連した不当な差別、偏見、いじめなどは決して許されるものではなく、不確かな情報に惑わされず、正確な情報を確認の上、冷静に行動することが大切。各自治体も繰り返し呼び掛けているが、住民に冷静な行動を求めるためにも、必要な情報発信はホームページ・SNS、各報道機関などあらゆる手段を通じスピード感をもって対応と対処などを行ってもらいたい。
 
 感染防止と並行してコロナ禍で影響を受けた各業種(主に観光・飲食業)の浮上がなければ当地方の経済は冷え込んだままで、このままでは生活困窮者が増加してしまう。そのためにも各自治体が浮上に向けた取り組み、すなわち行政支援などに力を注ぐべきではないだろか。各自治体のトップが議会と協力しあって、"しっかりとした実りのある支援策"を打ち出してくれることに期待したい。
 

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