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社説「働く人を選ぶ選挙戦へ」

 われわれに最も身近な選挙と言えば、それぞれが住むまちのリーダー(長)や代表(議員)を決める地方選挙だ。都市部に比べ、地縁血縁に頼るところが多いのは、どの地方でも特徴の一つで、そこの票固めに必死だが、公選法の改正で選挙権が18歳以上に引き下げられ、これまで以上に若い世代への意識が求められるようになった。さらに、期日前投票を利用する有権者の割合が高くなり、"最後のお願い"より"先手必勝"の選挙戦略を立てる必要が生じている。

 本紙エリアでは今年下半期から年明けにかけて選挙が続く。新宮市長選は10月17日(日)告示、同24日投開票の日程で行われる。残り3か月余りとなったところで、現職と市議2人による「三つどもえ」の構図に。水面下ではどの陣営も動きを活発化させており、これから徐々に市民の関心も高まってくるのでは。しっかりと新宮市のトップとして、またこの地域の将来像を示してもらいたい。
 
 新宮市長選と同日には熊野市長選もある。こちらに関しては、これまでのところ正式に立候補を表明した人はいない。態度を保留している現職に対し、立候補の要請を行った団体もあるが、一方で対抗馬の名前は聞こえてこないのが現状。前回は4人による戦いだったが、今回は果たして。
 
 来年1月には紀宝町長選も控える。半年以上あり、正式な表明を含めた動きはこれからだが、新宮紀宝道路の完成を令和6年秋ごろに控える中、前回は現職と新人の一騎打ちだったが、紀宝町の舵取り役が誰になるのか、周辺からも注目が集まるに違いない。
 
 議員選では、太地町議選(定数10)が7月13日(火)告示、同18日(日)に投開票される。先日の立候補予定者説明会では定員を1人上回る11人の出席があり、少数激戦の様相。また、新宮市長選に立候補する市議のうち1人は辞職する考えを明らかにしており、市長選と同日に市議補選(改選数1)が行われる見通しで、今のところ、新人2人、元職1人の3人が意欲を見せている。御浜町議選(定数10)は11月16日(火)告示、同21日(日)投開票で行われることが決まっている。
 
 コロナ禍の選挙なので投票行動がなかなか読めないが、安心して働く人に投票できることを願いたい。
 

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