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お燈祭り 御神火授ける役割全う 大松明へ祈願文書き入れ

 新宮市の神倉神社で2月6日(金)に斎行(さいこう)される例大祭「お燈祭り」を前に、迎え火用の「大松明」(おおたいまつ)への祈願文書き入れが2日、紀南新聞社で行われた。祈願者の上り子(のぼりこ/あがりこ)の松明に御神火を授ける大切な役割を果たす大松明で、介釈を務める神倉青年団の清岡尚寿団長(46)と今年奉持する大石俊広さん(44)が祈願文を書き入れ、祭り本番に備えた。上野顯宮司は「伝統の神事に臨むという気持ちで参加してほしい」と呼び掛けている。
 
 祭り当日、山上の社殿で古式にのっとっておこされた御神火を受け取る大松明。ヒノキ作りで高さ約2.4メートル、重さ約20キロ。5角形の最も太い先端部の幅は約15センチある。花(薄く削ったヒノキの束)を大量に取り付け、金具を使用しない昔ながらの制法が特徴。使用する木は新宮木材協同組合と紀南新聞社が奉納し、20年ほど前から神倉青年団員が自ら制作している。
 
 この日は大松明に「奉納」「迎火」「諸願成就」「五穀豊穣(ほうじょう)」「国家安泰」「令和八年二月六日」と順に記したあと、祭り当日に熊野速玉大社や神倉神社で使うさい銭を奉書紙で包み、男結びで大松明に結び付けた。
 
 清岡団長は「大松明が完成して諸願の書き入れも終え、いよいよ祭りへの雰囲気が高まってきた。今年は金曜日の開催で大勢の上り子の参加が予想される。上り子に無事、御神火を授け、安全に祭典を終わらせるよう、役割をしっかりと果たしたい」。大役を担う大石さんは「当日に向けて緊張感が高まってきた。上り子にしっかりと御神火を分け与えるよう頑張りたい」とそれぞれ意気込みを語った。清岡団長らはこの後、熊野速玉大社を訪れ、祭典の無事斎行を願い祈願した。
 
 当日は早朝に王子ヶ浜(大浜海岸)で上り子有志によるみそぎがあり、昼過ぎごろから白装束に荒縄を巻き、松明を手にした上り子が出発を準備。阿須賀神社、熊野速玉大社、妙心寺の3社寺を順に参拝する「三社まいり」を行ったあと、夕刻に神倉山に入る。上り子同士がすれ違う際には互いの松明を打ち交わし「たのむで」と声を掛け合うのが習わし。神倉山では、「ワッショイ、ワッショイ」と気勢を上げながら538段ある石段を上り、同神社の御神体「ゴトビキ岩」のある山頂に待機する。
 
 神倉山上の社殿では午後7時10分に神事開始、同20分に大松明に火をうつし、同30分ごろ中ノ地蔵に向け出発。ここで待機する一部の上り子は御神火を授かって山頂境内に上がり、全員に分け火する。同8時ごろに開門すると、上り子が麓を目指し下山を開始する。燃え盛る松明で神倉山が赤く染まることから新宮節の一節では「山は火の滝下り竜」と称されている。
 
 全ての上り子が降り立ったあとは奉幣(ほうへい)神事を斎行。神職や介釈人は行列を組んで市内を歩き、阿須賀神社と速玉大社に幣を納め、祭りは静かに幕を閉じる。

      新宮市

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