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大正時代の文化と偉人 ふるさと学習 神倉小

 新宮市立神倉小学校は22日、同校運営協議会によるふるさと学習「ヤタガラス子ども未来プロジェクト」の一環として、「ふるさとの文化を知ろう」をテーマに旧チャップマン邸や西村伊作記念館を巡り、大正時代の新宮市の歴史文化と偉人について学んだ。
 
 この日の授業は5年生60人を対象に実施。児童たちはクラスごとに分かれて行動し、各館で同協議会会員の案内と説明を受けながら見学した。
 
 旧チャップマン邸では、大正時代に流行したファッションに身を包んだ会員たちが、新宮市を代表する文化人「佐藤春夫」「西村伊作」「東くめ」の3人を紹介、3人が生きた大正時代の文化や新宮市について説明した。
 
 大正時代は後の元号である昭和や平成に比べ、わずか15年の短い期間でありながら日本の文化形態の洋風化が進み、服装や食事などの生活様式の変化が訪れたと語り、当時の物価や大正期の小銭を紹介した。また、大正当時と現在の新宮市の写真を並べ、新宮市がどのように変化したのか述べ、市内で初の鉄筋コンクリート造の建物ができたことや、当時の乗り物も紹介した。
 
 その後、会員から児童に対し「佐藤春夫をはじめとする新宮市の偉人の皆さんは、今とは違う文化の中で夢に向かって頑張っていった。皆さんも好きなことを見つけて、夢を持って頑張ってもらいたい」と呼び掛けた。館内見学では、当時の洋風建築や西村伊作がデザイン・制作した家具に注目し、今の建築様式との違いや共通点を見いだしながら、見学を楽しんでいた。
 
 西村伊作記念館の見学では、当時の日本文化で初めての水道や暖房のある家で、各所にはガス灯が付けられていること、1階には床下から地下室のボイラーを通じて暖かい空気を送る暖房機能があることを紹介。館内のいたるところに伊作本人がデザイン・制作した家具が並べられており、当時は珍しかった両開きのドアや、上下に開く窓があることなどの説明を受けた。

      新宮市

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