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「オンライン宿泊」 コロナ禍で新たな試み

 新型コロナウイルスの感染拡大で宿泊需要が冷え込むなか、那智勝浦町築地のゲストハウス「WhyKumano Hostel&Cafe Bar」は、旅先の出会いを泊まらずに疑似体験できる「オンライン宿泊」を行っている。インターネットを通じて画面上で館内案内を受けたり、他の利用客との会話を楽しめたりする。4月6日に始め、国内外の100人以上が利用しているという。
 
 オンライン宿泊はチェックインすると、オーナーの後呂(うしろ)孝哉さんが館内を案内。利用者は画面上でお客の目線で案内を受けることになる。チェックイン後は仮想ラウンジに集合し、画面越しに乾杯。館のスタッフや他の利用客もおり、スタッフが司会進行を行って場をなごませる。利用者同士での会話も可能となる。翌朝のチェックアウト時は、メッセージと5分間の短編動画が届く。動画は勝浦市場や熊野古道など、熊野地方の魅力を紹介するものとなっている。
 
 WhyKumano Hostel&Cafe Barは、このサービスを不定休で行っている。提供時間は午後8時からで、午後10時に消灯。参加方法は宿泊予約後、送付されるURLにアクセスする。定員数は、各日で6、7人。料金は1000円で、実店舗で使えるワンドリンクのチケット付きとなっている。チケットは「いつか熊野で再会し、オフラインで乾杯を」との思いが込められている。
 
 支払いは、PayPay、PayPal、または銀行振り込み。申し込みは、WhyKumano facebook、またはInstagramメッセージで希望日を連絡すること。予約確定後にオンライン宿泊のURLを連絡する。問い合わせは、同館(電話0735-30-0921)。公式URLは下記。5月14日までのオンライン宿泊は満床。今後のオンライン宿泊の予定については要確認。
 
 
公式URL(https://www.whykumano.com/

      那智勝浦町

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