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くまの茶房

奥村さん、坂本さんが描く
重厚な油絵「二人展」
彩色の世界観11点
 
 奥村みちえさん、坂本みつ子さんが描く油絵小品「二人展」が5月29日(土)まで、新宮市井の沢のくまの茶房で開かれている。5号から20号までの力作11点が見る者の心を魅了する。

 奥村さんと坂本さんは、熊野美術協会の平田勝男会長に師事。水墨画を描いていた坂本さんに、「油絵もやってみよう」と声を掛けたのは奥村さんだった。2人の作品を皆さんに見てもらおうと意気投合し、昨年からくまの茶房で「二人展」を始めた。

 絵画愛好者の団体であるボザール新宮の会員でもあった奥村さん。美術や絵画、詩などが好きで展示会などを巡るのが趣味だった。定年退職を機に、自分でも描いてみようと油絵の世界に飛び込み、20年が経つ。

 坂本さんは、水墨画や油絵の経歴は6年。油絵の魅力を「筆を入れれば入れるほど、絵に深みと重みが出る。油絵独特の色の魅力に取りつかれた」と語り、奥村さんも「重ね塗りにより、重厚で美しい色合いが魅力」と口をそろえる。

 奥村さんと坂本さんの作品は、20号6点、10号4点、5号1点を展示。

 2人は「コロナ禍により、自宅で過ごすことが多く、気分も沈みがちだと思う。絵の色使いを見て楽しんで、気分転換していただければうれしい。また、これを機会にご自分でも水彩画などの絵画に取り組めば、お家時間も有意義に過ごせるのでは」と来場を呼び掛けている。

TEL.0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~19時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日

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