三重県建設業協会尾鷲支部は29日、尾鷲高校生への出前授業を実施。システム工学科の1年生21人が砂防堰堤の工事現場を見学し、ドローン操縦や測量など体験。講師の業者から「尾鷲で一緒に仕事しよらい」と熱心にスカウトを受けた。
地域の守り手の役割を担っている建設業の魅力を体感してもらい、建設業や公共事業について理解を深めてもらおうと、同支部と県が企画、業者も協力した。
生徒は同校内で座学を受け、砂防工事を施工している中村組(尾鷲市三木里町)や県の担当者から説明を受けた。同社の世古知宏代表は「造ったものが残り続けて、安心安全なまちをつくれるのが建設業のやりがい。大人になれば働くことからは逃れられないが、せっかくだから楽しく仕事をしたい。建設業はすごく楽しい仕事」と建設業のやりがいを語り、「建設業に興味をもってくれたら、尾鷲で建設業の仕事をしよう」と呼び掛けた。
同社の担当者から砂防工事についての具体的な説明があり、砂防堰堤の完成後の3DモデルやICT重機、スキャナーなどの紹介もあった。「先端技術の導入で作業はかなり軽減されている。働き方改革もあり、基本的に週休2日で残業も少なくなった」と建設業の待遇改善にも触れた。
座学の後、生徒はバスで三木浦町の砂防工事の現場に移動。ドローンを実際に操縦したり、ICTを活用したショベルカー、測量などについて建設業者から説明を受けた。
