三重県立尾鷲高校の情報ビジネス科の3年生が、地元企業とマグロを使ったペットフードの開発に取り組んでいる。
遠洋マグロ漁船などを所有する長久丸(尾鷲市三木浦町)が、皮や筋の多い部分などの未利用部位の有効活用を目的に着手し、地元の尾鷲高に協力を呼び掛けた。
情報ビジネス科の起業家育成プログラムの一環で、1グループ6人がパッケージデザインや原価計算、文化祭やイベントなどでの販売、商店への売り込みなどに携わっていく。
第1回の授業が1日に開かれ、同社従業員が見本品を持ち込んで課題を説明。「長久丸としても初の試みで、皆さんの柔軟な発想を生かしてほしい。失敗しても引き継いでいく」と呼び掛けた。
生徒は今後、ペットフード業界の動向の調査、パッケージデザインやキャッチコピーなどの制作などに取り組み、10月の文化祭での販売を第一目標とする。周りに協力を呼び掛けながら試供品の反応を調べ、商品開発に携わっていく。
ゴールデンレトリバーを飼っている吉田大翔さん(17)は「自分たちにできるのかすごく心配だが、やったことをやらせてもらえる機会なのでうれしい。ペットには安全なものを食べさせたい気持ちがよく分かるので、よい商品を作りたい」と意気込みを語った。
同社の女将の大門利江子さんは「長久丸としても初めての取り組みで、うまくいくかどうか楽しみなところが大きい。地元の若者の発想で尾鷲のブランド商品が生み出せれば」と期待を寄せた。
