尾鷲市北浦町の妙長寺で12日(金)、13日(土)の2日間、古本の譲り渡しを行う。
青木三明住職が10月に知人を通じてある人の蔵書約1500冊を引き取った。個人蔵として読むには多く、引き取る時に「好きにしてよい」と言われていることから、地域の読書家らに広くもらってもらうことにしたという。
大半は文庫本で、歴史小説や相撲、ヨーロッパ(主にイギリス)に関するもの。生活雑貨、洋画のノベライズが多く、作家別では司馬遼太郎、海音寺潮五郎、東海林さだお、戸部新十郎らの作品が多いという。
青木さんは「前の持ち主からのお願いで、上下巻またはシリーズになっている本は、一冊だけでなくシリーズひとまとめで持ち帰ってほしい」と呼び掛けている。
時間は両日とも午前10時から午後4時。問い合わせは妙長寺(0597-22-3420)。