きほく燈籠祭が25日、紀北町の紀伊長島港特設会場で開催された。遠方からも含め町の人口の倍を超える4万人(主催者発表)が来場。干支(えと)にちなんで力強く赤く光る「ひのえうま」の大燈籠と花火の競演、ステージイベントなどを楽しんだ。
この日の紀伊長島の最高気温は36.6度で今年一番の暑さを記録。ステージイベントは熱気の残る午後5時前にスタート。PHATダンススタジオやKIHOKUキッズダンスチームのメンバーが、軽やかで花やかな踊りを披露。ご当地ヒーローによる恒例のアババインショーも多くの親子連れでにぎわった。
大燈籠は、炎をまとった神馬で空に向かって駆け上がるデザイン。次の時代へ駆け抜けていく希望になるように思いを込めて制作した。夜になって内部のLED電球がともると、間近で見ていた人から歓声が上がっていた。
花火はスターマインを中心に「大燈籠競演」や「燈籠大仕掛 彩雲孔雀」など10のプログラムで構成。今年は、復活40周年にあたり記念花火も打ち上げられた。これらのプログラムでは、メイン会場の魚市場前から赤羽川河口までの幅で、海上自爆や低い位置で開く花火など、多くの来場者の眼前いっぱいに色とりどりの大きな光の花が開いた。
最後のプログラムの燈籠大仕掛の前に、東征彦実行委員長があいさつ。「見に行くまつりではなく、皆でつくるまつりにしたい」と思いを伝え、来場者の三々七拍子で点火。花火も三々七拍子のリズムでスタート。終了後は大きな拍手が沸き起こった。
松阪から来た女の子(5)は「全部きれいだった」と満足した様子。以前来た人のティックトックで知り初めて来たという女性は「めちゃキレイだった。中盤のカラフルな花火が、見えるところ全体に広がったのが素敵だった」と話していた。
三重紀北消防組合消防本部によると、会場からの救急搬送はなかった。
