尾鷲市三木浦町の旧三木小学校でこのほど、「がっこうびらき」と銘打った交流イベントが開かれた。かつての学び舎には、クワガタやカブトムシ、観葉植物などがずらりと並び、多くの人でにぎわった。
尾鷲市地域おこし協力隊の三木浦町担当の難波友範さんの取り組み。難波さんは、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた農業手法の「アクアポニックス」に着手している。アクアポニックスは、魚の排泄物などが肥料となり、植物が水を浄化することで、持続可能な食糧生産手法として注目されている。
「あそびとまなびの場所」をテーマとした三木小学校アクアポニックスは、玄関近くの教室に設置された。室内に水槽を並べ、観葉植物を水に浮かべ、コメットや琉金、東錦、オランダシシガシラなどの金魚も展示した。教室の外にも、アクアポニックスで育てたさまざまな観葉植物を並べた。
難波さんは東紀州を中心とした山にも出かけ、生物を採集している。隣の教室には、コクワガタやノコギリクワガタ、オオクワガタ、カブトムシのほか、モリアオガエル、アカハライモリなどを展示した。
イベントは19日から2日間開かれ、家族連れを中心に多くの人が訪れた。特にクワガタは人気で、子どもたちは興味津々で間近で見て、「かっこいい」「ほしい」と目を輝かせていた。知り合いからイベントのことを聞いてやってきた檜作一樹君(御浜小1)は「虫が好きなので、いろんなクワガタが見られてうれしい」と笑顔で話した。
難波さんは「子どもたちが生き物や植物を見て、楽しんでくれるのが一番。三木浦を盛り上げるための取り組みを今後も続けていきたい」と語った。
