みえ熊野古道商工会の新春賀詞交歓会が7日、紀北町城ノ浜のホテル季の座で行われた。役員、担当エリアである同町と御浜町の両町長や議員、国会議員などの来賓ら約80人が、会食しながら歓談して地域経済の維持発展などへの思いを新たにした。
藤村達司会長は、全国でみると日経平均株価が5万円を超えるなど「好景気であろうと思われる」と語る一方、地元経済は、新型コロナウイルス感染症による影響から脱していないうちに物価高騰や賃金上昇などに見舞われ、価格転嫁が十分にできていない状況にあるとの認識を示し、「去年に負けないくらい(会員事業所への)指導支援を行っていきたい」と力を込めた。
外国人の受け入れについては2027年度から育成就労制度になることを踏まえ「今年は非常に大切な年になる」と述べたほか、地域として外国人との共生社会を構築することの重要性に言及。「受け入れ事業者と一緒になり、住民にご理解いただきながら、(来てくれた)外国人が快く生活できるようにしたい」と語った。
観光産業にも触れ、一昨年に部会横断的に観光委員会を設置したと説明。観光をなりわいにする事業者が増え、観光事業者が集積することで地域経済をけん引する基軸になるよう取り組みを進めたいと述べた。
観光振興プラン策定へ
尾上町長 未来を決める年
紀北町の尾上壽一町長は、商品券事業などで商工会に貢献してもらっていると感謝を伝え「御浜町、紀北町の会員の皆さんと一緒に勉強しながら、まちづくりに取り組んでいきたい」と語った。
観光産業については、始神テラスと2つの道の駅の年間立ち寄り客数が100万人を超えていると紹介し、宿泊の受け入れの余地はまだ多いとの認識を示し、3つの施設を軸にさらに町内での観光が盛んになることに期待を寄せた。
その上で、令和8年度に観光振興プランと次期総合計画を策定していくと述べ「未来を決める重要な年になる」との認識を示した。
商品券事業を計画
大畑御浜町長 物価高対策で
御浜町の大畑覚町長は、御浜町では、人口が減少している中、この3年間で30人余りの新規就農があったと紹介。「10年続ければ100人になる」と継続的に就農者が出ることに期待を寄せた。
町政については「これからの5年間は大きな事業を抱えている」と紹介。保育所の移転、小中学校の統合による新校舎の建設を計画しているほか、御浜町でも高速道路の工事が始まってくると述べ、用地買収やアクセス路線への整備への支援に取り組むと述べた。
直近の課題として物価高対策を挙げ、国の重点支援交付金は「生活者支援として活用したい」と述べ、水道料金の減免、商品券の発行を考えている」と語り、商品券事業については地域商工業者の協力を呼び掛けた。
山本佐知子、小島智子両参議院議員も出席し、それぞれ祝辞を述べた。
