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紀南新聞2026年元日特別号 季節がめぐるたび風景は物語になる

 
スピード感 大切に
 
 悠久の歴史と文化があり、雄大な自然に囲まれた紀南地方。四季折々の風景は物語になる。立春を過ぎた2月6日に斎行の「お燈祭り」は、約2000人の上り子が、御神火を受けた松明を手に538段の急な石段を駆け降りる。国の重要無形民俗文化財に指定される勇壮な祭りであるとともに、当地方に春を呼ぶとも伝えられている。お燈祭りが終わると、ウメがちらほら咲き始め、3月に入ると温暖なところからサクラの開花が始まる。2018年に100年ぶりの新種として発見されたクマノザクラのほか、山桜やソメイヨシノのピンク色が周囲の景観に彩りを添える。
 
 初夏の風物詩といえば、熊野川町の田んぼや熊野市の七里御浜海岸の鯉のぼり掲揚。悠々と泳ぐ光景は“映えスポット〟としても人気だ。梅雨時期のアジサイは色とりどりでアートにもなる。夏には各地で花火大会が続く。それぞれの良さがあり、例年と見物場所を変えるだけでも新鮮に映る。秋は地域の祭りが目白押し。神輿や伝統芸能の披露などで活気にあふれる。晩秋から初冬にかけて、気象条件がそろえば雲海が望める。熊野市紀和町のツエノ峠はスポットの一つ。
 
 当地方にはたくさんの宝物がある。誇りに思えるまちづくりを目指して、行政が果たすべきこと、民間にできること、それぞれの立場で力を尽くせばきっと良い方向に進む。今年は「午(うま)年」。馬のようにスピード感あふれる取り組みに期待したい。

      紀南新聞

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