太地町公民館主催の総合展示会が8日、同町太地の町公民館2階で始まった。8日は午後7時まで、9日(日)は午前9時から午後3時まで。
町内在住・在勤者やサークルに出品を呼び掛けて毎年開催している。今年は、こども園の園児、小中学校の児童生徒、一般から合わせて500点以上の作品が集まり、会場を華やかに彩っている。
事務局を務める町教育委員会によると、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け2020年~22年の3年間は中止とし、一昨年から再開。出品数は以前に比べて少ないものの、子どもたちの絵画や工作、一般の民芸・工芸品、写真など力作ぞろいで、鑑賞に訪れた人たちは一つ一つ丁寧に見て回っていた。子どもの作品を見に訪れた家族は「みんな上手に描いていますね」と笑顔。紙粘土細工を鑑賞していた女性は「立派な作品で感心します」と話していた。
町教委の清水郁弥さんは「町民の皆さんが一生懸命制作した文化芸術作品を発表する貴重な場。今回出品していない方にもぜひご覧いただき、来年以降の創作意欲につなげていただければ」と話した。
会場1階には茶道コーナーを設け、来場者に茶と菓子を振る舞い、日本の伝統文化を伝えていた。
