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~北山川の伝統行事~ 紀和の火祭り準備着々 8月2日開催 「柱まつり」参加呼び掛け

 熊野市紀和町小川口の北山川河川敷で夏の恒例行事となっている「紀和の火祭り」(8月2日)の開催に向けて、同実行委員会は27日、会場の草刈りを行い、国道311号沿いに看板とのぼりを設置した。
 
 今年の開催は8月2日(土)。34回目となる。祭りのメイン「柱まつり」は、あらゆる災害を松明(たいまつ)と共に夜空に放って、筏師(いかだし)の安全祈願や五穀豊穣(ほうじょう)、川魚の大漁、無病息災などを願って熊野川水系で行われてきたといわれている。約20メートルの高さに竹籠を吊(つ)り下げた柱を中心に、参加者が輪になって括(くく)り付けた松明を回転させながら、竹籠めがけて投げ入れる勇壮な行事。
 
 このほか、松明をボールに変えて行う「子供柱まつり」や、竹筒の大砲・北山砲の発射や打ち上げ花火と見どころがたくさん。今年は要望のあった「コーラの早飲み」が復活。ステージではダンスやバンド演奏、紀和瀞流太鼓の和太鼓演奏があり、焼き鳥や生ビールなどの夜店も出る。
 
 草刈りには実行委員ら20人余りが参加。「祭りに来てくれた人にすっきりとした会場で楽しんでもらいたい」と、胸程の高さまで伸びた草や、道路から河川敷へ降りる階段に生えた草を一斉に刈って整備した。その後、国道311号の風伝トンネル西側(紀和町側)に看板とのぼりを設置。紀和町の東の入り口で看板とのぼりが地元住民や訪れる人を出迎え、祭りが近づいてきた高揚感を伝える。
 
 実行委員会の西健作委員長は「柱まつりは松明を投げ入れるのが難しい。なかなか籠に入らなくて、例年入るまで高さを下げていく。一番高い所(20メートル)で入れるのを見たいですね。50人まで誰でも参加できるので、ぜひ参加してほしい」と来場を呼び掛けている。
 
 8月2日(土)午後6時から。場所は紀和町小川口、瀞流荘前の北山川河川敷。雨天順延。
 
 
◆プログラム◆
18時30分~ 子供柱まつり(低学年の部・高学年の部)
18時50分~ コーラ早飲み(10人×3組)
19時~    ダンスチームM‘s
19時30分~ Ogurock&竹内洋司
20時 5分~ 市長あいさつ
20時15分~ かがり火点火
20時20分~ 北山砲
20時30分~ 紀和瀞流太鼓
20時50分~ 柱まつり
21時15分~ 打ち上げ花火
21時30分  終了
※時間は目安
 
 

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