雅やかな雰囲気漂う
熊野市井戸町の市文化交流センターで「クマノミチのひなまつり」が開かれ、市民などから寄贈されたたくさんのひな人形の展示が始まった。期間は4月3日まで。
この時期恒例の華やかな展示。はんなりとした衣装をまとった内裏雛が上段に座す、豪華な段飾りがずらりと並ぶ。緋毛氈(ひもうせん)の段飾りやガラスケース、吊るし雛など今年は合計275体を展示。昭和初期の神殿飾りのひな人形など珍しいものも飾っている。
人形はこれまでに市民や市外に出た人などから寄贈されたもの。数が多く一度に全てを展示できないため、毎年ローテーションで飾っている。よく見るとそれぞれの顔や衣装、道具の雰囲気もずいぶん違いがあり、子どもの健やかな成長と幸せを願って飾られてきた経緯を感じさせる。
同センターは「今年もひな人形たちを見て頂いて、楽しい気持ちになってもらえれば」と来場を呼び掛けている。
開館時間は午前9時~午後7時。月曜日休館。