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目楽しませる75点 フォトきほく作品展

 紀北町文化協会に所属する写真サークル、フォトきほくの写真展が、同町相賀の海山公民館で開かれている。会員9人による45点のほか、一昨年亡くなった会員の宮本敏夫さんの30点、合計75点が並んでいる。7日(日)まで。

 毎年この時期に開いている写真展で、今回は会員がA3の自由作品の5点を出展。近辺の祭りの一幕や風に吹かれる海、咲き乱れる河津桜にメジロ、青紫が美しい藤の花、不思議な色合いの光を放つクモの糸など、地元の美しい風景や自然が織りなす現象などを収めた写真を見て楽しむことができる。
 
 さらに「宮本敏夫懐古写真展」もある。宮本さんは紀北町で生まれ育ち、尾鷲高校卒業後に日本郵政公社に入社。須賀利郵便局長も務め瑞宝双光章を授与された。生前撮影した写真の中から30点を厳選して展示しており、彼岸花に寄るクロアゲハ、ライトアップされた棚田、水面にくっきりと映る富士山、霧で幻想的な雰囲気を醸し出す森と、美しい作品が並んでいる。
 
 奥村敏之会長は「今回は宮本さんの作品もあり、たくさんの写真を見て楽しむためにぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。
 
 開場時間は午前9時から午後5時。7日は午後4時まで。 
 
 出展者は次の皆さん。順不同。
 
奥村 敏之、喜多 次男
塩崎 剛尚、関口 松男
高橋 三晴、玉津 知也
西岡  修、西村 俊二
大和 京子
 

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