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那智の扇祭りへ準備万端 真っ白な大しめ縄に張り替え 神職ら慎重に作業

 那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社は9日、年に1度の例大祭「那智の扇祭り」(国指定重要無形民俗文化財)に向けて、ご神体である那智の滝の銚子口で、「御滝注連縄張替式(おたきしめなわはりかえしき)」を斎行(さいこう)した。神職らは真っ白な大しめ縄の張り替えを丁寧に行った。
 
 那智の滝のしめ縄は毎年2回、例大祭前の7月と年越し前の12月に張り替えている。長さ約26メートル、重さ4キロほどのさらし木綿をより合わせて作られており、そこに真っ白の垂布(たれぬの)4本を等間隔に結び付けてある。

 張替式に先立ち、神職らは本社で神事。修祓(しゅばつ)を受け、事前に張り替えの奉告を行った。その後、神職と職員が山道を約2キロほど登ったところにある那智の滝の銚子口へ出発。銚子口手前でも神事を行った。

 命綱で安全を確保しながら、草鞋(わらじ)越しに足元を確かめつつ、作業を行った。しめ縄を交換し、垂布を縛り付けてから縄を張って間隔を確認し、何度か微調整を行った。張り替え後は笏(しゃく)を手に、滝口に向かって一拝した。

 作業を終え、井戸大輔禰宜(ねぎ)は「今年も無事に張り替えができてよかった。今年は『那智の田楽』が国の重要無形民俗文化財指定から50周年を迎えるので、注目して見ていただければ」と話した。

      7月 9日の記事

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