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気持ち高め 伝統神事へ お燈祭り当日の朝

 新宮市の神倉神社例大祭「お燈祭り」当日の6日朝、祈願者となる上り子(のぼりこ/あがりこ)と、祭典を運営する神倉青年団と神倉神社奉賛会はそれぞれ祭りに向けた準備を行い、歴史と伝統の神事に臨む気持ちを高めた。
 

■早朝禊で心身清める

 新宮市の王子ヶ浜(大浜海岸)では、上り子有志による禊(みそぎ)が行われた。30年以上前から実施されており、今年は15人が臨んだ。

 この時期としては暖かい朝を迎えたこの日、日の出前に集まった上り子はふんどし姿になり、神職の資格を持つ福井鉄(まかね)さん(66)による祝詞の間、祭りの舞台となる神倉神社を遥拝した。続いて、円になり福井さんの号令で「エッホ、エッホ」と声を出しながら両手を伸縮させる準備運動で体を温めた。

 それぞれが気持ちを高めたところで波打ち際に移動。ちょうど朝日が昇る中、水しぶきを浴びながらしばらく手を合わせて潔斎した。禊を終えた上り子はたき火で冷えた体を温めた。

 40年来にわたり禊をしてから祭りに臨んでいる同市の水野晴夫さん(76)は、祭りの本義に触れる意味でも大切な時間だとし、「気持ちが引き締まる」と話した。
 

■協力して準備

 祭りの運営や警護を担当する神倉青年団と神倉神社奉賛会は、特殊神饌「かがり御供(ごく)」作りや神倉神社周辺の準備を行った。

 かがり御供は、餅を薄く細長くして切り、縦横約3センチ、厚さ約0.5センチに成形。神倉山のゴトビキ岩に降臨した熊野三神にちなんで3段に重ね、細い荒縄を用いて上り子の腰縄と同じ「男結び」で縛った。もち米は4升分を用意、杵(きね)ではなく祭りの警護で使う介釈棒で、団員らが臼(うす)の周囲をぐるぐると回りながらついた。

 神倉神社周辺では、のぼりを竹竿に付けて町内に立てた。また、鳥居や手水舎、山門のしめ縄を張り替え、若竹を各所に飾り立てるなど、準備を進めた。縄をなう作業も奉賛会を中心に行った。

 青年団の清岡尚寿団長は「心配していた天気も良くホッとしている。御神火を上り子の皆さんに授けられるよう頑張りたい」、奉賛会の井上信也会長は「上り子が無事に帰宅して今年1年祈願した願い事を叶えられるように、また来年も上れるよう健康で過ごしてもらいたい」、上野顯宮司(=熊野速玉大社宮司)は「いよいよお燈祭り当日を迎え、穏やかな天気でうれしい。事故の無いように協力いただきたい」とそれぞれ話した。

      2月 6日の記事

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