事業者支援事業の交流会で手持ち無沙汰にしていたら、バイヤーの方が「石伊選手はすごかったですね」と話しかけてきた。尾鷲出身の3選手はスポーツ振興や尾鷲の知名度アップだけでなく、ビジネス会話のツールにもなるのか、やはりすばらしい。
湯浅投手や上田投手ではないが、取材時の質問を投球になぞらえると、質問に困った時は開き直って直球ど真ん中、一番気になっていることを聞いてみる。
都市と地域をよく知るバイヤーに「衰退していく地域の産品をどう売り出していくか」と聞くと「この地域の人たちは真剣に頑張っているし、我々流通は設備投資と雇用につなげられれば」と答えてもらった。
もう一人は「地域の衰退といっても、日本全体でも人口は減少していき、都会で潰れる会社もあれば、もっと人口が少なくても積極的に売り出しているところもある。優劣の問題ではなく、商品の良さをどう伝えていくか、ということ」とも。
尾鷲の野球は『地産外商』ができている。魚でも甘夏でも可能性はあるはずだ。
(R)
