2025年度(令和7年度)第74回新宮市農林産物品評会(同実行委員会主催)が6日、同市徐福の蓬莱体育館で行われた。農業者の生産意欲を高めるとともに、地場産物への理解を深めることなどを目的に毎年この時期に行われている。野菜や果物など43品目237点が出品され、特等賞はじめ入賞者が表彰を受けた。会場は新鮮で種類豊富な産物を求める大勢の人でにぎわった。ほかにも、道の駅で人気の「かあちゃんの店」の商品が販売され、焼き芋と熊野牛のステーキが振る舞われていた。
今年は白菜、キャベツなどの葉菜類やイモ類、イチゴやポンカンなどの果実類、花木類、加工品が並び、厳正な審査により、特等賞5点をはじめ1等から3等までの計25点の入賞が発表された。
実行委員会の道阪耕一会長はあいさつで「今年は記録的な暑さが続き、例年に比べ良い条件とは言えなかったが、たくさんの素晴らしい作品を出品いただいてありがたい。農家の皆さんの懸命な努力によって、立派な産物を出品していただいたこと大変うれしく思う。今後も新宮市で農業を営む方の目標として品評会を続けていくよう頑張っていくので協力お願いしたい」と伝えた。
続く来賓祝辞では、上田勝之市長が品評会の開催を祝う言葉とともに、関係者や生産者の尽力による品評会であることへの敬意を表しながら「今後も、安全で安心できる新鮮な農林産物を作ることができますよう、人材育成や技術の継承についてもご尽力いただければ幸いです」と述べた。
その後、市長賞、市議会議長賞、東牟婁振興局長賞、市農業委員会長賞、JAわかやまみくまの地域本部長賞の5つ特等賞の受賞者と1等から3等の入賞者の発表が行われた。
新宮市農林産物品評会の各賞入賞者は次の皆さん。敬称略。
【特等賞】
▽新宮市長賞
福本 孝之「ハクサイ」
▽新宮市議会議長賞
小綱 優里「タカナ」
▽東牟婁振興局長賞
倉本 要「セトカ」
▽新宮市農業委員会長賞
川登 一弘「イチゴ」
▽JAわかやまみくまの地域本部長賞
福本志津子「子カブ」
【1等賞】
伊藤 順司「ジャガイモ」
榎本 昌「ダイコン」
倉本 要「ポンカン」
福本 孝之「ダイコン」
福本志津子「ホウレンソウ」
【2等賞】
根倉 裕「米」
木下 眞一「サツマイモ」
山出 増雄「つくね芋」
福本 孝之「キャベツ」
福本志津子「ダイコン」
【3等賞】
浅野サツキ「ワケギ」
木村 康史「ダイコン」
下地はるみ「コンニャク」
貝持 信夫「みくまの卵」
埼久保 豪「梅ジャム」
木下 眞一「サツマイモ」
松露 聡「マイヤーレモン」
谷口 満「ホウレンソウ」
谷口 満「子カブ」
福本志津子「タカナ」
