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紀南抄「春が立つ」

 1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分ける。合わせて24の季節の区分。これを「二十四節気」とする。そのうち1年のはじめとして大切にされた春。その最初が「立春」。季節を分けるこの日に「節分」行事を行う。

 季節の分け目には邪気(=鬼)が入りやすいのだと神職に教えてもらった。またある住職は、それは季節の変わり目に風邪をひきやすいのと似たようなものだとした。

 太陰暦の正月「旧正月」も立春と同じ日を指していると思っていたが、調べてみると少し違う。旧正月は、現在の暦で大体1月21日から2月20日の間に来る。今年は1月29日だったらしい。特に立春と重なる日は縁起の良い「立春正月」とされてきた。

 月の満ち欠けからなる太陰暦をさらに見ていくと、「1日」は月が立つ日で「一日(ついたち=朔日)」。月末は月がこもるので「晦(つごもり)」、あるいは三十路のような調子で「三十日(みそか=晦日)」。だから年の終わりは「大晦日(おおみそか)」。

 季節・節目の言葉に日本人の有り様を垣間見る。新しく立つ春をどう芽吹こうか。

【稜】

      2月 3日の記事

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