日本付近は4日ごろから強い冬型の気圧配置となり、今季最強の寒波が訪れる予報。西日本や北日本から東日本にかけての日本海側を中心に荒れた天気となり、大荒れになるところがある見込み。紀伊半島南部でも急激に気温が下がる予想で、体調管理や路面状態に注意が必要。
冬型の気圧配置とは、日本の西側に高気圧、東側に低気圧がある「西高東低」の気圧配置。風は気圧が高いところから低いところへ向かって吹くため、シベリア大陸からの冷たく乾いた空気が日本海上で湿った空気に変わり、日本列島にやってきて不安定な気候を引き起こす。
和歌山地方気象台によると、4日の県南部は最低気温4度、最高気温6度。3日の最高気温は14度で、一気に冷え込むことが予想される。標高の高い地域では道路が凍結するほどの気温になる可能性もある。外出の際は防寒に気を付ける。
また、3日に発表されている強風注意報も継続して出る見通し。
新宮市水道事業所は、防災行政無線を通じて冷え込みによる水道管の破損対策を市民に呼び掛ける。蛇口から少量の水を出し続けておくことや、屋外で露出している水道管(蛇口含む)を布やタオルで巻いて固定し、さらに上からビニール袋などで覆うことで対策になるという。