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初公開 射場見学ツアー スペースポート紀伊 地域振興へ“4者”協力

 那智勝浦町と串本町は、地域振興を手掛けるコンサルティング会社「USPジャパン」(新津研一代表取締役社長、東京本社)と、ロケットを契機とした地域振興にかかる包括連携協定を締結した。2月には、スペースワン社協力のもと、串本町田原のロケット発射場「スペースポート紀伊」を初めて一般公開する「射場見学特別ツアー」を開催する。10日に同発射場で、4者出席の記者発表があった。
 
 同ツアーは、発射場内を射点間近まで行って見学できるもの。新津社長によると、打ち上げから約2か月の早さで見学ツアーを行っている例は国内で聞いたことがないという。「打ち上げの興奮の余韻漂う射点を見ていただける」と語った。
 
 ツアーは2月12日(水)の日帰りプラン(先着160人)と、2月15日(土)~16日(日)の1泊2日のプラン(先着80人)がある。チケットは17日(金)午後1時からウェブで販売する。価格は調整中で、チケット発売時にウェブサイトで確認できる。
 
 日帰りプランでは、串本町内・那智勝浦町内を出発地としてバスで移動し、専門ガイドによる解説を受けながらスペースポート紀伊を見学、また、公開前の宇宙ふれあいホールSora−Miruも先行視察する。1泊2日プランでは、加えて、モデルロケット打ち上げ体験や打ち上げ特別祈祷会(世界遺産補陀洛山寺)、ロケットモニュメントでの記念撮影、ご当地食材満載の食事などのメニューがある。
 
 なお、包括連携協定は昨年10月1日、那智勝浦町と串本町がそれぞれ同社と締結した。相互に協力し、ロケットを基軸とした地域活性化を目指す。今回のツアーはその足掛かりとなる。
 
 ツアー実施後は、アンケート結果などを踏まえ、実施方法や実現性などを含め検証を行い、継続を目指す。
 
 那智勝浦町の堀順一郎町長は「今回試験的に(ツアーを)やると思うが、これから未来永劫見学していただいて、串本町、那智勝浦町にも足をお運びいただき、魅力を感じてリピーターになっていただく、そのきっかけになるのではないか」と話した。
 
 スペースワン社の下瀬滋さん(スペースワン(株)スペースポート紀伊所長)は、打ち上げへの地元の協力に感謝しつつ、ツアーについて「われわれも地域振興に貢献できると思い、参加させていただいている」として、協力する姿勢を示した。
 
 チケット販売や詳細確認は、ウェブサイト「ロケットのある町SpaceTown串本町・那智勝浦町」。

      1月11日の記事

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