• 尾鷲神社例大祭ヤーヤ祭り
  • 求人広告(12月26日掲載分)
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「戦争と情報」

 12月8日は太平洋戦争が始まった日ということで、全国紙では関連記事がいくつか紹介されていた。今は情報があふれている時代だが、戦時中は厳しい情報統制があった。おそらくだが、自主規制への圧力もすごかったのではないか。

 天気予報も公表されなくなった。作戦行動をする上で、非常に重要な要素であったため。最も、米軍は独自の観測網を持っており、隠した意味はなかったとも言われる。

 本で読んだ限りだが、戦前から「勝ち目はない」との認識もあったよう。この判断も情報だし、暗号が解読されて、日本軍の動きがアメリカに把握されていた、というのも情報。情報や知識こそさまざまな判断の根拠となるものだが、それが知らされない、またはゆがめられてしまうというのは大きな問題。

 当地方も戦争による情報統制と無縁ではない。1944年12月7日の昭和東南海地震。情報統制の影響もあり、救援活動がないまま独自復旧を余儀なくされた。再び、このような時代にしてはならない、と強く思う。

(M)

      12月 9日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      イベントカレンダー

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ