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子を信じることが大切 つるの剛士さん 子育てトーク

「教育は共育、子育ては親育て」
 
 タレントのつるの剛士さんによる講演会が28日、海山公民館で開かれた。紀北町の教育講演会で、町内外から約300人が集まり、「子育てを楽しもう」をテーマとした話に耳を傾けた。
 
 つるのさんはドラマやバラエティ、情報番組に出演。5人の子どもの父親でベストファーザー賞を受賞。育児番組を担当し、幼稚園教諭二種と保育士資格をもっていること、「父親であること」がタレント活動につながっている。育児に関わる男性「イクメン」の代表的な存在になっていて、タレント活動をしながら幼稚園の非常勤講師も務める。
 
 つるのさんはウルトラマンダイナで主演を務めた後、人気テレビ番組で人気を集めたが、当時の男性芸能人では異例の育休を取得。「仕事が忙しく、子育てもなかなか手伝えず、家庭がうまくいなかければ、仕事もうまくいかないと思ってとらせてもらった」「育休をとる前は家事を『やってあげるよ』なんて言っていたが、なんて自分は知らなかったんだ、と思った。子どもが大好きでも(男性が)時間的に育児にも関わることが難しいことも分かるが、(子育てをしているママの)気持ちが分かる、家庭に理解してくれる人がいるだけでもぜんぜん違ってくる」「イクメンという言葉は好きではない。そもそも、〝イクママ〟という言葉がない」と語った。
 
 子育てについて「子どもたちを信じることが大切。親としても不安なこともいっぱいあるが、子どもは自分でちゃんと育つ力を持っている。親に信じてもらえれば、子どもたちはのびのびとやれる」「根拠があるわけではないが、『パパとママの子どもだから大丈夫』と言われながら育ってきて、自分の子どもにも言っている。軽い言葉のようで、責任のあるものすごい言葉」「子どもがいなければ今の自分はない。教育は共育、子育ては親育て、子どもは先輩だと思っている。子どもたちがいなければいろんなことにチャレンジできなかったし、自分の可能性も広がっている。親だからこうしなければ、ということはなく、一緒に育っていけば良い」と話した。
 
 また、家での子どもの過ごし方やSNSと接し方について「子どもは友人関係やSNSなど大変なこともあるから、家の中は安全地帯にしようと意識している」「デジタル技術はこれから必要になってくるし接することも大切だが、所詮はデジタル。自然の中で得られるものは大切で、自然豊かな紀北町は子どもにとってもいい環境」と述べた。
 
 質疑応答では、少子化が進む日本の現状についての質問があり、「少子化は世界的な傾向でもあるが、この状況が進む中で、結婚や出産する未来を明るく描ける、子どもの未来をつくっていかなければならない」と話した。

      紀北町

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