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不連続線「魂をこめた一般質問を」

 酷暑の尾鷲市議補選の当選者にとって、来年6月の本選までの3回の一般質問は、勝利の対価といえる。自分の人となりや尾鷲をどうしていきたいかを説明できる。
 
 中村文子氏は子育てしやすいまちづくりへの寄与に期待がかかる。お年寄りについての言及も多く、「高齢の方から『私たちを見捨てんといてい』と声を掛けられた」と語っている。
 
 岩澤宣之氏はダンスの先生だが、バイブスミーティングでステージ担当として奮闘し〝イベントの人〟の印象が強い。地縁のない尾鷲での貢献の積み重ねが支援につながった。
 
 昨今の尾鷲市議会は出席が欠けた中で意見が割れ、議会内の議論や執行部との対話がうまくかみ合っていない印象がある。新しい風で議会が活性化すれば、という期待はある。
 
 迎え入れる議員もこれまで貢献してきた自負、このまちをもっと良くしたい気概があるだろう。ある意味で、本選への既に選挙戦は始まっている。一般質問や質疑で、己の意志と知見、選良としての有用性を市民に示してほしい。
 
(R)

      9月 6日の記事

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