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紀南抄「高校球児たちの願い」

 2年ぶりの春のセンバツ高校野球大会が開幕し、連日熱戦が展開されている。開会式で宮城の仙台育英高校のキャプテンが選手宣誓で、東日本大震災から10年を迎えたことに言及。感謝、感動、希望を胸に、自分たちが新しい日本の力になれるように歩み続け、1投1打に2年分の思いを込めてプレーすることを誓った。
 
 2日目に注目を集めたのが、東海大系列校対決。ものすごく似通ったユニフォームだったが、スパイクが黒か白かで見分けることができた。夏の熱中症対策で昨年から解禁となった白スパイク。今大会では多くの高校が採用しているという。
 
 同じようなユニフォームなのが智弁和歌山と奈良の智弁学園。どちらも甲子園常連校なので、過去に対決して話題になったこともあったようだ。今大会では智弁学園が1回戦を突破。和歌山県勢では市和歌山も初戦を勝ち上がった。
 
 先に述べた選手宣誓では「穏やかで鮮やかな春、そして1年となりますように」との願いも込められていた。新型コロナでつらい思いをしてきた球児たちの春がキラキラと輝き、彩り豊かなものになりますように。
 
【織】

      3月24日の記事

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