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新宮市出身 森浦大輔投手、プロへ 広島から2位指名

家族や知人らも喜びに沸く
 
 プロ野球のドラフト会議が26日に東京都内であり、新宮市出身で天理大学(奈良県天理市)4年の森浦大輔投手が広島から2位指名を受けた。森浦投手は、最速148キロの直球とキレのあるスライダー、チェンジアップを操る左腕。実家のある新宮市では、家族や知人らが指名を喜ぶとともに、早速プロでの活躍に期待を寄せていた。
 
 2位指名という高評価に本人も周囲も驚きを隠せなかった。新宮市内の森浦さん宅では、知人らが集まりドラフトのテレビ中継を見守っていたところ、広島の2位指名で名前が呼ばれた。拍手と歓声が沸き、うれしさのあまり涙を流す人もいるなか、母・由紀さんが早速森浦投手に電話して「おめでとう」と伝えると、大学の寮で待機していた本人は冷静に「ありがとう」と返した。その後、広島のスカウト担当者から早速、自宅に指名報告の電話連絡が入った。
 
 父・孝二さんの携帯電話には、指名を知った知人らからの電話が次々とかかり、笑顔で応対。孝二さんは「小学校のときからいろいろな人に応援してもらい、そのことへの感謝の気持ちしかない。プロの世界は厳しいと思うが、けがせずに少しでも長く野球を続けてほしい」。由紀さんも「1か月ぐらい前からドラフト指名があるかもということは聞いていたが、当日になるまでわからず、待つだけだった。本人の頑張りももちろんだが、みんなに支えていただいたのが一番大きい」とそれぞれ感謝の気持ちを語った。
 
 当時の少年野球チーム「新宮パワーウェーブ」で監督として指導した、太田尋文さんは教え子のプロ入りを喜びながら、「子どものころから物おじせず、精神的に非常に強いピッチャーだった。特に6年生ごろから周囲がエラーをしても感情に出すことなく、チームメイトから慕われる選手になり、その後も順調に成長してくれた」と振り返った。
 
 また、今後について「2年以内には一軍で活躍してほしい。投球術やグラウンドさばきには定評があり、伸びしろもまだまだあるので楽しみ」と語ると、本人から指名の連絡の電話が入り、祝福と激励の言葉をかけていた。

      10月27日の記事

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