高校野球夏の甲子園大会は和歌山県代表の智弁和歌山が5年ぶり4回目の優勝を飾った。県予選から接戦続きだったが、甲子園の準々決勝の仙台育英、準決勝の横浜との戦いでは伝統の強打で優勝候補を圧倒。決勝の健大高崎には終盤の8回に逆転を許すも、その裏に”魔曲”「ジョックロック」が流れる中、再逆転に成功、そのまま逃げ切った。
夏の大会は猛暑との戦いでもある。この対応を巡っては試合途中のクーリングタイムや午前と午後に試合を分ける二部制の導入など、主催者の日本高野連は選手を守るために従来の運営を見直す取り組みを進めている。その流れの中で、7イニング制導入をめぐる議論が続いている。
仮に7回制が導入されれば、今大会の智弁和歌山は3回戦の敦賀気比戦で敗れていた。そして激闘の決勝戦も8回のドラマが見られなかった。今回の結果だけを当てはめてのことだが、個人的にはこれまで通り9回制で戦ってほしい。7回制は暑さ対策の切り札ではない。高校野球が長く築いてきた価値を大切に、9回制を守りながら、選手を守る知恵を尽くしてもらいたい。
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