食べ過ぎた。年末年始で祖母のもとを訪れ、叔母と姉と4人で過ごしたのだが、食べ過ぎた。あと、飲みすぎた。到着初日は手巻き寿司、次の日はチーズとバケット、次の日は朝からおせちとお雑煮を食べ、夜にすき焼き。次の日の朝におせちを食べ、帰ってきた。
成長期を迎えてからは、我が家では自分が一番の大食漢だったため、27になった今も家族は「残ったらこの子が食べてくれる」という無意識の期待を抱いており、私も私で「まだ食べられる」という大いなる勘違いをはらみ、あろうことか私の胃袋も「まだいけるでしょう」と、内臓のくせに背中を押してくる。結果、なんとなくいっぱい食べてしまう。贅沢な悲鳴で恐縮なのだが、今年のお正月の字は心なしか太って見える。
おせち料理には1年の豊作と家族の安全を祈願する意味合いがあるのだというが、私の胃袋の安全は考慮されなかったらしい。まあ、自分が食べ過ぎなければよいだけなのではあるが。
追い打ちは、お雑煮で余ったお餅を持たせてもらったことだ。いくつか使ったがまだ残っている。私の正月はまだ消化されていない。
【稜】