女子高校野球の強豪8校が参加する「くまのベースボールフェスタ」が10月7~9日の3日間、熊野市のくまスタジアムと防災公園野球場で開かれる。近年、競技人口が増えている女子野球。今夏に開かれた第27回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝は、阪神甲子園球場であった。聖地でのプレーを目標とする選手たちは高いモチベーションで練習にも取り組めるだろう。
関係者によると、夏の選手権大会は決勝の舞台こそ甲子園だが、準決勝までの試合会場は熊野市営グラウンドと同程度で、くまのスタジアムや防災公園野球場の方がはるかに上回っているという。実際、昨年熊野を訪れた監督・選手からは「立派なグラウンド」と高評価を受けた。
熊野での大会は全日本女子野球連盟の公認を受けており、昨年に続き2回目。今大会には監督・選手約250人が参加する。宿泊や飲食など地域にもたらす経済効果は大きい。熊野が女子野球の「秋の聖地」として定着し、今後さらに規模を拡大することにも期待ができる。選手にとっても地元にとってもメリットは大きい。
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