お盆中の台風直撃であった。花火大会はことごとく延期、夏のレジャーや同窓会など、いろいろな計画が狂ってしまい、残念な思いをした人も多かったと思う。４年ぶりに帰省したという人もいる中で、予定を早めて帰宅する人も結構いた。

　台風の接近が予測される中、鉄道や空の便などの計画運休をはじめ、前もって時短営業や休業を決めたスーパーやコンビニなどもあった。一方で、一部配送業や小売業などでは通常営業のところも。台風の朝、定期購入しているサービスの事業所からいつも通りの時間に配達が来て、びっくりすると同時に、従業員や利用者の安全を考えると、激しい風雨の中出社したり届け物をしてくれる人たちに申し訳ない気持ちになった。

　働き方改革以降、正月の営業を取りやめるスーパーや百貨店なども増えている。国の方針だから仕方なくではなく、本当に今必要なサービスであるかを企業が考え、休む時と働く時のメリハリのある働き方に向けた意識を変え、思い切った方針変換を進めなければ、本当の意味での改革にはならないと思う。

【織】