中心気圧が一時900ヘクトパスカルに達し、「スーパー台風」と呼ばれるほど発達した大型で猛烈な台風30号。当初は日本列島に接近する可能性が示されていたが、その後は大陸方面へ向かう予報に変わり、油断していた。
ところが、いつの間にか進路予想が変わり、急カーブして日本列島に接近する恐れが再び出てきた。予報円は依然として大きく、どのぐらいの影響があるのかは分からないが、台風の接近前から大雨の可能性もあり、注意が必要だ。
近年注目されている人工知能(AI)による気象予測。気象庁の台風予報にはまだ導入されていないというが、欧米では運用が進んでいる。物理学計算による従来の予想モデルよりも台風の進路を正確に予測できた例もあり、今回もAIによる予測は当初から比較的安定していたという。
科学技術の進歩によって、自然現象の予測精度は向上しているが、刻々と変化する自然の動きを完全に読み切ることは難しい。最後に大切なのは、情報を受け取る私たちの意識だと思う。さまざまな情報を見極め、備えを怠らないようにしたい。
【織】
