夏休み親子木工教室がこのほど、新宮木材会館で開かれ、取材でお邪魔した。夏休みの作品作りにと毎年人気のイベントで、この日も父母や祖父母と一緒に多くの子どもたちが参加。大人に協力してもらいながら、にぎやかにティッシュケース入れ作りを楽しんでいた。
作業を見ていると、のこぎりの使い方に苦戦する子が結構いた。どうしても力が入ってしまい、引く押すという動作がスムーズにいかなさそう。木工教室主催のひとつである紀南木材新緑会のメンバーから、「軽く引いて」などと使い方のアドバイスを受けながら取り組んでいた。
という私も、中学校の技術家庭科で本立てを作って以来、のこぎりとは遠ざかっている。今、のこぎりを使えと言われても、きっとうまく切れないと思う。木材は地元の特産品であるが、意識しないと普段ふれあう機会はそう多くない。
帰りがけに、わが子の作品用にもキットをいただいてきた。子どもたちに丸投げするつもりでいたが、自分ものこぎりに挑戦してみようかな。子どもより下手でバカにされそうな気がするが。
【織】