第22回和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会(令和5年2月12日)に向けて、新宮市チームが7日、練習を開始した。小5から中3まで29人が集まり、本番までに16人が選抜される。
前回大会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となった。「新宮市のために」と11月から練習をコツコツと積み上げて選手らは、くやしい思いをしたという。しかし、その時の選手らが今回も参加している。取材時、また中止になることに不安があるかと聞いたら「思い切り走り抜きたい」と、あっさりさわやかな答えが返ってきた。迷いはないようである。
昨年から監督として携わっている石原貞代監督は、強くなること以上にチームづくりに重点を置く。選手それぞれが「みんなのために走ろう」と思え、県で「一番いいチーム」を作ることで選手らも充実し、次回大会に参加する流れが生まれるという。顧問が同駅伝大会の経験者である新宮高校陸上部の指導協力をこぎつけたのも石原監督。
感染状況は読めないが、選手らには気負うことなく、自分たちのペースで駆け抜けていただきたい。きっと素晴らしい経験になる。
【稜】