春に開催される運動会や体育祭が紀南地方の各地でも続々と行われている。さわやかな五月晴れの下、子どもたちは練習の成果を発揮して、元気いっぱいに運動場を駆け回っている。
運動会といえばもともと圧倒的に秋開催が多かったが、平成の初期ごろから徐々に春開催が増え始め、現在では全国的に春の方が多いぐらいだそう。理由としては、学校行事の集中を避けるためや、熱中症のリスクを下げるためなどだという。
ただ春開催にもデメリットがある。クラス編成後間もない時期に短期間で仕上げなければならず、特に小学校や保育所に入ったばかりの子どもたちにとって、学校や保育所生活に慣れる前に多くの練習を重ねることは、なかなかハードルが高い点もあるだろう。
予備日や給食などの関係で、土曜日の開催も主流になってきているようだ。まったく私の個人的な意見だが、どちらの季節に開催するにせよ、日曜日がありがたいと思う。コロナ過の今は難しいが、運動会はやはり、多くの人が観覧に訪れる中でにぎやかに楽しみたいものである。土曜日は休めないと嘆いている知人を見てそう感じた。
【織】