きょう3月3日は桃の節句。我(わ)が家には男児しかいないため、ひな祭りはすっかり疎遠になってしまっているが、先日ひな人形売り場を通りかかった時にふと、自分のひな飾りのことを思い出した。
確か6~7段ぐらいの結構大きなもので、普段はあまり使わない部屋にシーズンになると飾ってもらっていた。人形は触ったらだめと言われていたので、下段の方に置いてある化粧箱や御所車などを使って妹とままごとをしたり、名前入りのオルゴールを鳴らしたりして遊んだ記憶がある。
今どきのひな人形は、着せ替え人形とコラボしたものやプリンセスと名のついたもの、茶髪や金髪、キャラクターやぬいぐるみなど、数え切れないほどの種類が出回っている。またおしゃれでインテリアにもなる飾りも販売されていて、思わず「かわいい」と声を上げてしまうほど。
いい年になってひな人形なんてと思っていたが、人形メーカーによると、ひな人形はその人のお守りのような存在で、一生飾っても問題ないのだそう。出番がなくなって実家の押し入れに眠ったままのひな人形。今度そっと確認してみようと思う。
【織】