紀南地方のソウルフードの1つといえばめはり寿司(ずし)。現在高菜がシーズンを迎えており、身内が作っていることもあってたくさんの高菜漬けが冷蔵庫に待機している。私自身めはり寿司を食べたのが大人になってからだったため、小さいころから親しんだ郷土料理とは言えないが、初めて食べた時の衝撃は今でも忘れられない。時々、無性に食べたくなるものである。
先日、何人かでめはり寿司を作る機会があった。私はめんどくさがり屋の大雑把な性格なので、1枚の葉にどでかいおにぎりを巻くスタイル。葉を半分に切って上品なサイズに仕上げる人や、葉の上に直接ご飯を乗せて形作っていく人など、それぞれのやり方があって興味深かった。
プロが公開している動画を見てみると、特性ダレにつけた葉をご飯のサイズに合わせて調節しながら手際よく巻いており、さすがプロだなあと何回も再生してしまった。今度作る際は、ぜひ参考に挑戦してみようと思う。
一方で郷土料理の代表格である茶がゆは、祖母がよく作ってくれた思い出の味。自分で作ることはないが、こちらも定期的に食べたくなるソウルフードである。
【織】