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紀南抄「コンビが始まったのは?」

 最近、「電気圧力鍋」なるものを購入した。カレーやチャーシュー、角煮といった、手の込んだ料理をかんたんに作ることができるという触れ込み。さらに大きなメリットとして料理の時短ができるというのだ。
 
 早速、カレーで試してみた。食材を鍋に入れ、スイッチを押したら、後は何もしないで待つだけ。さて、お味の方はどうであろうか…感動という言葉を通り越した味に。肉がホロホロに解け、まるでレストランのカレーライスだ。
 
 カレーライスの薬味といえば、ラッキョウに福神漬け。カレーと福神漬けはいつからコンビを組んでいるのか。ダイコン、ナス、なた豆など七種の食材を使った福神漬けを考案したのは、東京下谷の「酒悦」の主人、15代野田清右衛門。1885(明治18)年ごろにつくりだし、満足できる味のものを完成するのに10年を要したという。
 
 1902~03(明治35~36)年ごろ、日本郵船のヨーロッパ航路の船の食堂で、福神漬けがカレーライスに添えられるようになった。これがカレーと福神漬けのコンビの最初とされている。約120年にわたってコンビを続けている。
 
【茂】

      紀南紗

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