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不連続線「学力調査から見えるもの」

 全国の学力・学習状況調査結果が発表された。アンケート結果の全国と紀北町の差異から、都市部と田舎で暮らす子どもたちの違いを見いだしてみる。

 差が顕著なのは「いじめがどんな理由があってもいけない」で、「当てはまる」と答えた児童生徒が紀北町の方が1割近く多い。「友達関係に満足している」の設問では、「当てはまる」が小学校で11%、中学校でも7%ほど高い。田舎は子どもが少なく、交友関係の幅が狭くならざるを得ず、人間関係も密接になりやすい点が影響しているのでは。

 小中高生の自殺はコロナ禍で急増し、昨年は過去最多の532人を記録したという。学力ももちろん大切だが、心身ともに健やかに育つことが一番重要。もちろん理由や要因はさまざまだが、子どもが自殺する社会は健全ではない。調査から自己肯定感が高い傾向にあるとの結果は望ましい。

 1日あたり読書を30分間以下しかしない、つまりおそらく読書をしない小学生が8割、中学生が7割弱。本好きとしては、ちょっと悲しい。

(R)

      不連続線

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