新宮市谷王子、亀屋ビル横にある「六體(りくたい)『丹清(たんせい)地蔵菩薩』」で9日、第3回鎮魂放生会(ほうじょうえ)が営まれた。白浜町日置川にある弓矢八幡の教主らが斎主となり、信徒らを中心に現地で35人、東京などからのリモートも含めて計82人が参列。同地蔵菩薩に祭られる丹鶴姫や新宮十郎行家(源義盛)、徳川家・浅野家・水野家の各家臣などの御霊の鎮魂とともに、地域の安寧を祈願した。
同地蔵菩薩は、かつて丹鶴城近くの私有地だった小高い山に祭られていた6体の地蔵菩薩が、私有地が民間に売却されて以降、現在の場所(市有地)に合祀されていた。しかし、年月の経過とともに老朽化が進み、地元で建設業を営む土手守さんが市に掛け合い、知人だった関係で弓矢八幡の協力を得て改修・整備した。新しいお堂になってから一昨年に鎮魂放生会を催し、今回が3回目となった。
斎主は弓矢八幡教主の林丈嗣さんと副教主の林大道さんが務め、修祓、降神の儀、鳴動護摩神事に続き、祝詞奏上。般若心経に続いては、神楽、鎮魂賛歌、参導眷属宴(さんどうけんぞくうたげ)などの各種奉納のあと、玉串(心明矛〈しんめいほこ〉)を奉てんした。
地元で同地蔵菩薩を管理する土手さんは「新しくなってから参拝する人も増えている。今年も放生会ができてよかった」と話した。
