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新生「新宮高校」開校 誇り胸に再出発

卒業生も華やかに祝福
 
和歌山県立新宮高校と新翔高校が統合し、「新・新宮高校」が誕生した。同校体育館で7日、開校記念式典が開かれ、107人の来賓が出席。新しい校旗をお披露目するとともに、統合までの旧新宮高、新宮中学(旧制)の125年の歩みを振り返る映像を上映し、新たな歴史のスタートを予感させた。

 初代となる下村史郎校長は「期待の大きさと、課せられた責務の重さに身の引き締まる思い。統合に向け、多くの説明会での活発な議論を通じ、準備作業を進めてきた。地域唯一の公立高校として、地元のほとんどの青少年が入学することになる。興味、関心、適性に合わせた学びの機会を用意する」と意気込みを述べた。

 新・新宮高では、既存の普通科と研究活動に特化した学彩探究科に加え、旧新翔高で実施していた職業教育などを行う総合学科の全日制3科を設置。1期生264人は普通科に120人、学彩探究科に80人、総合学科に64人がそれぞれ所属する。総合学科は2年生以降に新翔高の校舎で実習を受けるため、両校の設備の有効活用が期待される。

 来賓の宮﨑泉県知事は「まさに学びの全てがある。一人一人が質の高い教育を受けられる。大きな志を自分のペースで描き出せる環境にある」と期待感を示した。

 校旗と制服は、両校の生徒と教職員でつくるプロジェクトチームが考案した。校旗は熊野三山を表した三角形の中心に旧字体の「高」と描き、よりスタイリッシュなデザインに仕上がった。色は紺で、落ち着きと青年期の溌剌(はつらつ)さが両立している。今西宏行県教育長から下村校長に校旗が引き渡されると、卒業生から「おお」と歓声が起こった。制服は男女ともにブレザーを採用。女子もネクタイを着用し、大人びた印象を与える。

 卒業生の永合幹弥氏が理事長を務める中部フィルハーモニー交響楽団が演奏依頼を快諾し、同校吹奏楽部と音楽選択生徒とともに校歌を演奏。弦楽器4重奏「情熱大陸」などを特別に披露すると、美しい音色に全員が聞き入った。

 1期生は神妙な面持ちで、歴史ある一歩を踏み出した新・新宮高で学び多き日々を迎える決意を固めていた。

 森本悠斗さん(15)は「勉強に部活に、楽しい学校生活を送りたい。ゲーム関係の仕事に就きたいので、学彩探究科で幅広く学ぶ。英検2級にも受かって、これから入ってくる後輩に頼られる先輩になりたい」と話した。廣里凪咲さん(15)は、演奏について「きれいですごかった。たくさんの人がこれまで関わっていることを知った」と尊敬のまなざしで語った。細谷風花さん(15)は「恥のないように生活したい。いろいろな人と関わって、頑張ることを見つけたい」と自覚を口にした。

 1901(明治34)年、前身の第二中(田辺中)分校が開校。03(明治36)年から独立して新宮中と名を改め、06(明治39)年には新宮高等女学校も開校した。戦後の48(昭和23)年度、学制改革により新宮中、新宮工業学校、新宮高女を統合し、旧新宮高が誕生。63(昭和38)年に商業科が独立して旧新翔高の前身である新宮商業高が開校した。新・新宮高の誕生で、63年ぶりの再統合となった。

■卒業生の活躍

「新・新宮高」開校記念式典に合わせ、同校会議室で展示会「卒業生たち」が開かれた。春夏通算10回の甲子園出場を誇る野球部の全戦績や、元幕内力士の久島海(本名・久嶋啓太)、「文豪」と称される作家・中上健次と佐藤春夫、天文学者の畑中武夫・元東京大学教授(理学博士)ら著名な卒業生に関する当時の新聞記事などを展示。当時を知る人たちは「この先輩は厳しかった」などと思い出を語り合っていた。

 
1期生 堂々と入学
「身の引き締まる思い」

 和歌山県立新宮高校と新翔高校が統合した「新・新宮高校」の第1回入学式が7日、同校であった。全日制3学科に所属する264人が下村史郎・初代校長に入学の許可を受けた。

 担任を先頭に入場すると、満員の保護者が拍手の花道で出迎えた。全員が呼名されると、大きな声で返事をして高校生となった喜びを表現した。

 玉井遥葵(はるき)さんが新入生を代表し、「1期生として、身の引き締まる思い。高校生としての自覚と責任を胸に、悩むことがあっても、仲間とともに励まし合い、先輩に支えられながら乗り越えていきたい。悔いのない高校生活を送ることを誓う」と宣誓した。

 校訓は「自律・敬愛・創造」。下村校長は「この全てが結びついて、初めて周囲と調和したものになる。他人任せではなく、責任を持って判断し、自分がどうありたいか考えてほしい。失敗から学び、新しい答えにたどり着いて、輝かしい未来を作り出して」と激励した。 
 
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