新宮商工会議所は6日、新宮市井の沢の新宮ユーアイホテルで、2026年(令和8年)新春年賀会を開催した。会員や来賓ら計約80人が出席。干支(えと)の午(うま)にならい今年一年を飛躍の年とし、魅力的な地域づくり、地域振興、にぎわい創出など、行政・関係機関と連携を深めながら積極的に取り組むことを確認した。
浦木睦雄会頭はあいさつで、昨年を回顧。10月に女性初の高市政権が誕生したことに触れ、「『日本列島を強く豊かに』して、次世代に送る責任があると積極財政を打ち出し、経済成長へつなげること、国民全員が望んでいる」と述べた。成功裏に閉幕した「大阪・関西万博」も振り返り、「国内外から多くの来場者を迎え、産業イノベーションの促進、社会、経済、文化の各方面で多大な影響をもたらしたと感じている」とした。
会議所の取り組みでは、自身が部会長を務める「紀勢線の今後を考える協議会くろしお部会」で、JRきのくに線の新宮~白浜間の活性化について、地元高校生らとともにJR和歌山支社幹部らと意見交換をしたこと、県庁でも担当部長と話し合ったことなど、きのくに線の利用促進を図るため、積極的な活動を行っていることを伝えた。また、11月に開催の第1回熊野川ランニングフェスティバルでは、多くの参加を得て地域活性化への取り組みの一つになり、今年も第2回の開催を予定しているとした。
その上で、今年を飛躍の年とするため、地域企業の前進をしっかり支え、地域振興のために積極的に支援していく考えを示した。
来賓からは上田勝之市長が、家計支援と経済の下支えとなる商品券配布事業(市民1人当たり1万円分)について、国の支援も得る中で実施が決まったことを改めて伝えながら、今後も耐震改修促進やリフォーム助成ができないか検討を進めていることを明かした。観光振興に引き続き注力するとし、「市と商工会議所が一体となって取り組み、躍進する一年にしたい」と述べた。
世耕弘成衆議院議員(和歌山2区)は「前へ向かってどんどん駆け抜ける一年にしたい」と述べ、高市政権発足後に、物価高対策を主として組んだ大型の補正予算、ガソリンの暫定税率の撤廃、年収の壁を178万円まで引き上げる決断をしたことなどを挙げ、「年明けからその効果が徐々に表れてくる」と見据えた。また、新春にあたり初夢3つも披露。その1つには、自身が理事長を務める近畿大学の取り組みで、附属新宮高校野球部の甲子園出場を目指し、取り組みを強化する考えを示した。
市議会の東原伸也議長は「活気があり、魅力のある新宮市にするため、市当局とともに頑張りたい」と述べ、和歌山県議会の濱口太史議員は「発展のために皆さんの力を一丸としてほしい」と呼び掛けた。
来賓紹介と祝電披露に続き、浦木会頭、上田市長、世耕衆院議員、東原市議会議長、濱口県議会議員の5人で鏡開きを行い、会議所の関康之顧問の発声で乾杯し祝宴に移った。
