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水害から身を守る 危険性知り、正しい避難を 熊野川中で防災授業

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は8日、新宮市立熊野川中学校で防災授業「浸水歩行体験等を通じて、水害時の避難行動を学ぼう!!」を実施した。生徒16人に加え、地域住民や教職員らも参加。紀伊半島大水害をはじめとした水害を振り返りながら、水害から身を守るための行動を考えた。
 
 同防災授業は2017年度の水防法改正に伴う「大規模氾濫減災協議会」制度に基づき設立した「熊野川減災協議会」の取り組みの一環。ソフト施策の「防災教育」として、同中学校からの依頼もありコロナ禍を除き毎年実施している。講師は同事務所職員のほか、新宮市防災対策課と和歌山県東牟婁振興局の職員が務めた。
 
 授業内容は大きく「水害の危険性を学ぼう」「水害に備える」などに分けて講話を行った。同事務所職員は近年、大雨の発生件数などが増加し今後さらなる水害の頻発・激甚化が懸念されていると話し、紀伊半島大水害(2011年9月)を含むいくつかの事例を写真で振り返った。
 
 その後、屋外で浸水歩行体験。大雨が降って道路が水に浸かったら歩く時にどう感じるか、歩きづらさや、避難する時の状況をイメージして体験した。このほかにも避難物資の流通方法や、風水害、和歌山県防災ナビアプリについても学んだ。
 
 西山空良さん(2年)は「何があるか分からない状況だと、前を見ずに下を意識して歩いてしまうので危険だと感じました。本当の災害だと怖いと思いました」、平野菜つさん(2年)は「下に何があるのか、水の中に何があるのかわからなくて実際に浸水した時に障害物があったら避難が遅くなると感じました。避難してほしいと言われる前に自分から確認して、周りの人に避難する準備や、一緒に避難しようと声を掛けるようにしたい」とそれぞれ語った。

      新宮市

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