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2月6日斎行 神倉神社例大祭「お燈祭り」 特集【中】

神の降臨 再現
奉幣神事 祭典の締めくくり
 
 上り子が無事に下山した後、神職や介釈姿の神倉青年団員らの「奉幣行列」が始まる。神倉神社から、静まった新宮市街地を歩いて、阿須賀神社、熊野速玉大社とめぐり、幣を収める奉幣神事。幣は神が下る尊い依り代で、上野顯宮司は「神の降臨の再現」と表現する。

 神職、介釈の一行は午後6時ごろ、熊野速玉大社を出発。神職は笏(しゃく)の代わりに修験者が持つ「入峯(にゅうぶ)の斧(おの)」を持つ。3つの幣をそれぞれヒノキの材に付け、3人が奉持して神倉山を目指す。途中、妙心寺に立ち寄るが、神職はここで頬かぶりをし、上衣にたすき掛けをするなど、峯に分け入る山伏の姿に変わる。熊野速玉大社発行の「神倉神社とお燈祭」(速玉文庫第3巻)では、神職が斧を持つことについて「特に注目すべき点」と強調している。

 お燈祭りは、山頂の神殿で御神火をきって幣を立て、かがり御供(ごく)、大松明を祀り、きったばかりの御神火の明かりで宮司が祝詞奏上する。3つの幣うちの最初の一つは、迎え火が神殿から出たあと、納められ、神殿の扉が閉じられる。

 「神倉神社とお燈祭り」には次のような解説がある。「宮司以下神職、介釈は井の沢通りから駅前に出て千鳥町を通ってもと摂社の阿須賀神社に至る。宮司は本社から用意してきた幣を奉持、本殿前にて左右左と幣を動かしつつ地上に坐(ざ)して拝礼すること三度、御幣を本殿前の案上に奉る」「阿須賀神社から登坂を超えて本町通りを本社へ向かう。御本社速玉宮前にて阿須賀神社と同様の行事を宮司が行って、ここにお燈祭り全行事が終了する」。
 
 

御神火受け取る上り子
心身清めて神倉山へ


【早朝~】
 有志らが王子ヶ浜(大浜海岸)で禊。準備体操を行ったあと、ふんどし姿で波打ち際に立ってしぶきを浴び、太陽に向かって手を合わせる。
 
【午後1時頃~】
 白装束に着付け、松明(たいまつ)に祈願文を書き込む。着替えの前後に塩むすび(おにぎり)、かまぼこ、大根のなますなど「白い」食材だけを使った料理を食べ、潔斎するのが習わし。

【午後4時頃~】
 

 三社参り。阿須賀神社、熊野速玉大社、妙心寺をそれぞれ参拝する。上り子同士が行き交う時、互いに松明を打ち合い、「たのむで」と声を掛ける。

【午後5時頃~7時】
 太鼓橋を渡って神倉神社に入る。「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに石段を上り、山頂境内へ。

【午後7時20分頃】
 山頂境内のほこらで御神火が灯される。大松明に点火後、神倉青年団員が大松明を中の地蔵まで掲げて降りる。

【午後7時30分頃】
 中の地蔵に待機する30人程度の上り子が松明に御神火を受け、山頂境内に移動。

【午後7時50分頃】
 

 上り子全員で御神火を分け合う。火が行き渡ると山門が閉められる。
 

【午後8時頃】
 
 
 開門。松明を手に石段を下りる。火災予防のため、火は太鼓橋の内側で消す。
 

【午後9時頃】
 
 
 上り子全員が下山。それぞれ燃え残った松明を持って帰宅する。
 

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