温かい拍手と声援の中で
新宮市老人クラブ連合会(ゆうゆうクラブ)主催の第48回「愛の日」ゆうゆうクラブ芸能大会が5日、同市下本町の丹鶴ホールであった。約240人がクラブ員による踊りや歌、演奏などの芸能と生きがい教室、はつらつ教室の書道や生花、陶芸、絵画などの作品を楽しんだ。
芸能大会は「愛の日」に協賛し、会員の日ごろの練習成果を発表して互いの交流を深め、芸術文化への理解と教養を高めるとともに生きがいある生活と老人クラブの活性化を図ることを目的に開催している。
開会式では、市老人クラブ連合会の畑地泰明会長が「日ごろの練習の成果を存分に発揮してくれると思います。最後まで温かい拍手と声援をお願いします」とあいさつ。来賓からは新宮市の中上清之健康福祉部長が田岡実千年市長のメッセージを代読。「芸能大会は日ごろの練習の成果を発表するだけでなく、会員同士の交流を深め、芸術、文化の機会と教養を高めるための有意義な催しであり、生きがいのある生活と老人クラブの活性化を図ることも目的としている。出演者の皆さまには、素晴らしいパフォーマンスを披露してもらい、美しいひとときを過ごしてもらい、本日来てくれている皆さまがいつまでも健康で豊かな生活を送られることを心から願っています」と祝辞を述べた。
続いてオープニングセレモニーとして近畿大学附属新宮高校吹奏楽部が「三百六十五歩のマーチ」「主よ、人の望みの喜びよ」「シング、シング、シング」など迫力ある演奏を披露し会場を盛り上げた。
この後、芸能演目の前半の部として、新宮民踊教室の「下部小唄」から始まり、「ひと夜船情話」などの歌、「三輪そうめん音頭」「芸者ワルツ」「ブルースとジルバのフォーメーションダンス」などの踊り、「なみだ恋」などの大正琴が披露された。
後半の部はコーラス教室の「花の街」などのコーラス、西道楽天会の「熊野おどり」「みだれ髪」、田鶴原クラブの「夢」、うらら会の「二代目」、三ッ輪会の「重忠節」、水合クラブの「三味線ブキウギ」など13演目があり、エンディングセレモニーとしてJAみくまの女性会による、スコップと栓抜きを使ったスコップ三味線が披露された。