豊かで癒やされる空間に
“自然と人を結ぶ”店
「カフェは４年になる中で、最初に目的とした“自然と人を結ぶ”を実感してきている。肉体的豊かさ、心の豊かさを取り戻していくため、お手伝いができる場所でありたい」—。
１階は今年１６周年を迎えるビンテージ古着ショップ「カジェ」、２階は海の見えるカフェ「カフェ・フロル・デ・マリア」。店主の田瀬かおりさんは、元々新宮市仲之町でカジェを営む傍ら、相談や悩みを打ち明けられることが多く、そのストレスの大きな要因が人々の自然離れにあると感じ、「人がさらに心の健やかさや癒やしを感じられる場所へ」と、２０２０年１１月に現在の三輪崎海水浴場前に移転し、カフェを併設オープンした。
店名の「フロル・デ・マリア」はスペイン語で「花とマリア」。花は自然を表し、マリアは地域の心のよりどころや癒やしの存在の場所でありたいという意味を込め、聖母マリアの名を据えた。店では食べられる花「エディブルフラワー」を使ったスムージーや焼き菓子などを販売している他、ビーガンやベジタリアンにも対応した商品を扱う。
三輪崎について「海や山、月の出と日の出、星など、自然を身近な生活の場のすぐ近くで感じられる」と田瀬さん。熊野の滝や山々、熊野古道、三輪崎海水浴場、孔島・鈴島を案内したり、マインドフルネスを体感するワークショップなどを年に数回開いたり、自然のものでできたカラフルなボトルを選ぶ「オーラソーマ」も受け付けている。
定休日/木・日・祝
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