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医業収支は赤字見込み 尾鷲総合病院 入院患者数戻らず

 尾鷲市の病院事業会計の令和7年度当初予算案は歳入歳出が51億4942万7000円で、6年度に比べ3368万4000円の増。収益的収支、資本的収支とも、4年度から引き続いての赤字を見込む。

 病床数は前年と変わらず199床とする。内訳は、一般病床が143床、療養病床が56床。
 
 患者の見込み数は、入院が1日平均132人で、6年度当初に比べ25人減。年間延べ患者数は4万8007人を見込む。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に変化した後でも利用者数が減少を続けている。
 
 外来は1日平均356人で前年度に比べ11人の増加を見込む。年間では延べ8万6111人としている。
 
 収益的収支は、事業収益40億6628万円(6年度比1億7754万5000円減、以下同じ)で、このうち医業収益は33億6251万6000円(2億4677万8000円減)。一方、事業費用は45億2432万3000円(5767万5000円増)で、うち医業費用は44億2744万3000円(6420万5000円増)。その他収支を含め、4億5804万3000円の赤字を見込む。当初予算段階での赤字額は6年度予算から2億3522万円増と倍増した。
 
 資本的収支のうち収入は、企業債8080万円、負担金3億6298万1000円など4億4378万3000円(5135万6000円増)。支出は建設改良費8582万5000円、企業債償還金5億3207万9000円など6億2510万4000円(2399万1000円減)。資本的収支は1億8132万1000円の赤字見通しとなっている。
 
 予定キャッシュフローでは5億5343万1000円の純損失を計上している。来年3月末の資金残高は1億5729万7000円を見込む。新型コロナウイルス感染症対応で病床確保の交付金でしのいだ病院財政は一層厳しさを増す内容となった。
 

      尾鷲市

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