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悲しい事故をなくそう 交通安全県民運動出発式

 夏の交通安全県民運動のスタートを翌日に控えた10日、交通三愛運動推進本部による出発式が紀北町の東長島公民館で開かれ、関係者約50人が集まり、交通事故防止に取り組む思いを新たにした。

 運動は
  • こどもと高齢者の交通事故防止
  • 飲酒運転や「ながらスマホ」等の悪質・危険な運転の根絶
  • 横断歩道における歩行者優先の徹底
 −など5項目を重点に、20日(月・祝)まで指導や取り締まりなど交通安全活動を展開する。
 
 出発式で本部長の岡本雅樹紀北地域活性化局長は、尾鷲市内で5月に発生した高齢女性の死亡事故、7月に発生した高齢男性が重体になった事故を挙げ、「これ以上、悲しい事故の発生を防ぐため、一人一人がより緊張感を持って交通事故防止に取り組んでいくことが必要」と強調。周囲に注意を払った運転を呼び掛けた。
 
 田中良純尾鷲警察署長は、
  1. 前年同期に比べ高校生以下の子どもの死者が増加している
  2. 65歳以上の高齢者が交通事故死者全体の半数を占める
  3. 飲酒運転による悲惨な死亡事故が発生している
 −と、県内の交通死亡事故の特徴を紹介し、「運動の重点に即した施策を力強く実施していくとともに、年齢層に応じたきめ細やかな交通安全教育、悪質な飲酒運転の根絶に向けた取り締まりや啓発活動を徹底していく」、中場幹副町長は「重点項目が上げられているが、中でも次代を担うかけがえのない子どもと、交通事故死者全体の半数以上を占める高齢者を社会全体で交通事故から守ることが大変重要。事故防止は一人一人の意識の持ち方が大切。常に譲り合いの気持ち、思いやりの気持ちを持って交通安全に取り組んでいただきたい」と、公務で欠席の尾上壽一町長メッセージを代読した。
 
 式典の後、白バイやパトカー、広報車などが啓発パレードを実施。管内を回りながら交通安全を呼び掛けた。
 
 
功労者2人を表彰
 
 出発式で東博也尾鷲地区交通安全協会会長(86)とスクールガードを10年以上務めた上ノ坊三佐さん(64)が交通安全功労者として表彰された。

 功績は次の通り。敬称略。

東 博也
 昭和34年から尾鷲地区交通安全協会の理事、平成29年からは会長に就任。交通安全の日の街頭活動、交通安全運動期間中の指定式および交通安全広報啓発活動のほか、自転車ヘルメットの着用推進のために尾鷲署とともに尾鷲高校生徒と連携した啓発、一日署長による自転車への交通反則通告制度の広報啓発イベントを実施するなど、交通安全運動に多大な貢献をした。

上ノ坊三佐
 紀北町スクールガードを10年以上務め、主に船津小校区内での交通安全活動に取り組んだ。また、スクールガードを務める以前から開講しているピアノ教室には、さまざまな地区から数多くの児童生徒が通っており、毎日、多くの子どもたちに交通安全の声掛けを行っている。
 

      紀北町

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